ビジネス体験記

副業・ビジネスについて考察をしていきます。

ネットワークビジネスの勧誘の特徴とは?こんな場合は要注意。

怪しい人々

どうもネットワークビジネスに誘われているっぽいのだが、断定できる証拠もなく、友達にも相談しづらい、、、という方をよくみかけます。

ネットワークビジネスと一口に言っても、勧誘方法は会社・チームによって様々です。
今回はネットワークビジネスの勧誘の手口についてまとめていきます。


こんな場合は要注意①:友達から「尊敬している人に会ってみないか?」と誘われた。

カフェでの簡単なお茶から、「尊敬している人」の自宅兼事務所(なぜかタワマンが多い)まで、様々な場所で行われています。特徴としては、誘ってくれた人が尊敬している人をやたらと持ち上げたり、経済の本を紹介されたりすることが多いです。
よく紹介される本として、このようなものがあります。
・金持ち父さんシリーズ
・チーズはどこへ消えた

 

こんな場合は要注意②:やたらとコミュ力が高い人達の飲み会に誘われた。

①とのコンボで、飲み会の会場で誰かを紹介されることもあります。紹介された人が、飲み会の会場を経営している「飲食店オーナー」の場合も多々あります。

 

こんな場合は要注意③:自己啓発・経済勉強会・ビジネスなどのセミナーに誘われる。

ネットワークビジネスを紹介する前段階として、当たり障りのないビジネスセミナーなどに誘われる場合があります。内容としては、「将来年金がもらえない」「サラリーマンとして働き続けてもお先真っ暗」のようなネガティブなイメージを植えつけられるのが特徴です。
また、頼んでもないのに前方の席に案内されたり、客層がハイテンション、気分をあげる音楽がかかっているなどの特徴もあります。
こう言ったセミナーは普通の貸し会議室から、区の公民館などの比較的大きなところまであります。「公共の施設を使っているのだから安心」と思っていると実はマルチ商法だったということもありますのでくれぐれも気をつけてください。


こんな場合は要注意④:街で声をかけられる。

この辺で美味しいお店を知らないか?駅はどちらですか?など、とにかく声をかけてきます。特徴としては、上の問題が解決したにも関わらず、粘り強く会話を続けられ、最後にはLINEなどの連絡先交換を求めてきます。

こんな場合は要注意⑤:いきなり会って、合コンに誘われる。

デートではなく、合コンに誘われるというのがポイントです。単なるヤリ目の人であれば、そのままホテルや二人でのデート・飲みに誘われるはずですが、なぜか合コンに誘われます、、、。怪しい!目的は、徐々に仲良くなろうと言うのと、飲み会を開催してお金をピンハネすることによって、ネットワークビジネスの借金返済を賄おうとする人が非常に多いです。単なる金づるとしかみられていないので、さっさと縁を切りましょう。

こんな場合は要注意⑥:シェアハウスをしている。

ネットワーカーは基本的にお金がありません。家賃も下げなければいけない程にのめり込んでいる場合が多々あるため、シェアハウスをしている人が多いのです。特に、「誰とシェアハウスをしているの?」と聞いてみてください。ルームメイトがその人の古くからの友人ではない場合、その人がネットワーカーである確率はかなり高いです。

こんな場合は要注意⑦:やたらと街中に住んでいる。

ネットワーカーに共通するお約束があります。それは、「成果を出している人の側にいると成功しやすい。」と言うものです。そのため、自分の尊敬する人の近くに住居を構える傾向にあります。いわゆる尊敬される程稼いでいる人は、アクセスの良い街中に住む傾向があります。山手線の駅、赤羽・大森など都心にアクセスの良い郊外なども注意が必要です。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。
自分の身は自分で守るのが鉄則です。言葉巧みに誘導してきますので、少しでも怪しいなと思ったら、口に出して伝えてみる。それがダメであれば連絡を取らないなどの強気の姿勢が必要だと思います。

ネットワークビジネスとは?「9つの嘘」と共に考えてみた

ネットワーク

ネットワークビジネス」とは、人から人へ、口コミによって商品を販売していくと共に、「販売員(ディストリビューター)」を勧誘し、製品販売の輪を広げていく販売方式、ビジネスの総称でMLMマルチレベルマーケティング。通称「マルチ商法」)とも呼ばれます。
販売員から販売員へと、勧誘が連なっていき、最終的にはピラミッド型の多階層組織と形成することが一般的です。

マルチ商法ネットワークビジネスと聞くと、「犯罪ではないのか」「違法ではないのか」と疑う人も多いのですが、実は特定商取引法の第33条で認められた販売方式なので、合法ではあります。
しかしながら、過剰な勧誘や違法行為すれすれの行為を行う販売員も多く存在しており、法律で認められてはいるが、その代わりにかなりの制限がある販売方式となっております。


なぜネットワークビジネスというものが存在するのか?企業側の視点で考えてみた。


賛否両論いろんな意見があるネットワークビジネスですが、なぜそのようなものが存在するのでしょうか?

ひとつは、「なるべくお金をかけずに宣伝をしたい。」という製品販売企業側の思惑があるからです。
製品を多くの人に届けるためには、企業は莫大な資金をマーケティングに投下し、製品を知ってもらい、購入してもらうようにアプローチしなくてはなりません。
大抵の場合、宣伝にはお金がかかり、企業にはかなりの負担になりますが、ネットワークビジネスという仕組みを使えば、ただに近い宣伝料で口コミを大量発生させることができます。ネットワークビジネスは、誰よりもまず、製品を広めたい企業にとって、非常に有利な条件になっているということを頭に置いておきましょう。

 

もうひとつは、ネットワークビジネスと親和性が高い「自己啓発セミナー」開催企業の思惑です。
ネットワークビジネスに取り組む人の特徴として、「(中途半端に)意識が高い」ということがよく言われます。成功したいという気持ちが強いわりには、自分の弱みに目を向けていない人が多いです。 そのような人に「自己啓発セミナーを受講すれば成長できるよ」と呼びかけると、いとも簡単にセミナーへ誘導できるため、開催企業としては大変美味しいのです。

人によっては、自己啓発セミナーをうまく使い成長する方もいますが、大抵の場合はネットワークビジネスの開催企業に有利なように洗脳されてしまい、挙句の果てに自己破産というケースがあとを立ちません。

 

 

ネットワークビジネスの9つの嘘とは?

 

 

マイク・カキハラさんが自身のネットワークビジネスの体験を経て作成した、レポートや書籍に書かれていた「嘘」のことです。
ネットワークビジネスを始めるとよく言われる言葉を、マイクさんの経験を元に批判的に論じた内容になっています。

嘘その1.誰にでも簡単にできる

→簡単に(始める)ことはできますが、簡単に(お金を稼ぐ)ことはできません。

 

嘘その2.世界中の人達がプロスペクト(見込み客)である

→まだビジネスをしていない人たちにはもちろん顧客になる可能性はありますが、疑惑や世間の目を超えて実際に顧客になってくれるまでには、想像を絶する忍耐と努力、借金に耐えうる精神力が必要です。

 

嘘その3.セールスじゃないよ

→「あくまで口コミであり売りこみではない」と言いますが、実際にすることは商品を買ってもらうことです。「商品ではなく自分の魅力で勝負」などと言う方もいますが、実際にしてもらうことは商品を買ってもらうことです。

嘘その4.ABCで簡単にリクルートできる

→「自分より先に始めた人たちに助けてもらえるので、自分は何もしなくても良い」と言われますが、そんな人から商品を買おうと思うでしょうか。

嘘その5.商品が勝手に売れる!

→勝手に売れたらビジネスしている人、全員お金もちですね。商品が売れるためには、自分の積極的な働きかけが必要です。

嘘その6.業績が伸びている会社で、無借金経営だから大丈夫

→会社が借金があるかどうかと、あなたが稼げるかどうかは、関係あるでしょうか。

嘘その7.あなたの組織を自動構築してくれる。ノルマが無い

→ノルマを貸した場合、法律違反のため当たり前なことです。ノルマ以外のあらゆるところであなたにプレッシャーをかけてきます。

嘘その8.早く参加した方が有利だ(早い者勝ち)

→目先の利益に踊らされる人を落とすためによく使う言葉です。早い遅いではなくて、誠実なビジネスか、将来性はあるかなどもきちんと考えましょう。

嘘その9.成功できると信じれば、きっと成功できる

→もはや宗教です。自己洗脳、引き寄せと言う言葉が好きな方は、一度科学的な観点で見直してみることをおすすめします。(メンタリストDaigoさんは「引き寄せの法則などを信じている人は、物事の良し悪しがわからないくらいのバカである。」と動画で述べています。)


まとめ


いかがでしたでしょうか。ネットワークビジネスを扱っている会社は多岐に渡るため、新しい手法をどんどん取り入れながら進化をしています。
それと共に、勧誘の仕方、報酬形態などは変わりますが、基本的には上で書いた基礎的な部分は変わりがないと思います。

合法のため、取り組む取り組まないはあくまで個人の自由にはなっていますが、法律的にも、社会的にも縛られることが多いことを念頭に置いておきましょう。
先に相当の覚悟を決められない方はやめた方が良いのではないでしょうか。(この言葉をみて「俺は違う」と思った方が一番心配なのです。)