ビジネス体験記

副業・ビジネスについて考察をしていきます。

ネットワークビジネス体験記③会いたくもない人に引き合わされる日々

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②の続きです。


クリスマスパーティが終わり、ホッと一息と思ったら彼女から一報が入る。
「この間会った●●さん(ケバケバしい女)がぜひ話してみたいっていっているのだけど、今度お茶でもしない?」
突然のお茶のお誘いであるが、暇な私はOKしてしまう。(暇というのは実に寂しい。)

お茶の席で話す話題といえば、「将来これからどうなりたいか」「夢は何か」「どれくらいのお金が欲しいか」などなど、、、。今考えてみれば非常に怪しいのだが、当時はケバケバさんはそういう人なんだなと思い、気にも止めなかった。

1時間ほどカフェで話し、提案されたことは、同世代で夢に向かって頑張っているグループがあるので、そこに所属してみてはどうか?ということだった。
自分としても、その同世代の人達というのがどのように頑張っているのか自分の目でみてみたいという気持ちが強く、その話に乗ってみることにした。

しかしながら、ケバケバしい女がいうことには、「同世代の集まり」に参加するためには、どうやらもう一人に会って認められないといけないらしいということがわかった。その人がいうことには、「師匠」的な存在らしい。

また人に会わなきゃいけないのか、、、と思いながらも、この段階になると懐疑心よりも好奇心の方が優ってしまい、早くその集団をみてみたいと思うようになっていた。
誘ってきてくれた女の子と、待ち合わせの時間と場所だけ約束をして、その日は解散した。

▼タワマンと「師匠」
いよいよ「師匠」と会う日になった。
誘ってくれた女の子が日程調整を頑張ってくれたのか、前のお茶から1週間以内に会うことになった。(後々わかるのだが、これは鉄は熱いうちに打たないと変に怪しまれてしまうため、わざと間をあけずにやるのがネットワークビジネスのやり方のようであった。)

師匠と会うのは、とある都内のタワマンの一室。富士山、東京タワーなどが見えるという、なんとも豪華な一室だった。
師匠の部屋に入ると、誘ってくれた女が「わあすごいですねえ」とわざとらしく言う。
(これも後々わかったのだが、師匠がすごい人だと感じさせるために、わざと持ち上げることを推奨していた。演技でもなんでもやらなければならないようであった。)

対面した師匠とやらは強面の30代という感じで、いかにも稼いでいますというよりはどっしりと構えた印象を受けた。
世間話のあと、少し真面目な話になり、いくつか本を紹介してくれた。
その中にはネットワーカー御用達「金持ち父さん」シリーズの本もあり、流石の私でも少し怪しいのではないかと感じてきたのでした。

 

 

ネットワークビジネス体験記② やたらと誘われるパーティ

 パーティー

①の続きです。

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定期的なお茶とパーティのお誘い

遠いお友達だった彼女でしたが、再会を機会に徐々に仲が深まって行きました。

再会から2ヶ月ほどたった秋ごとには、月に一度は会うぐらいの親しい友達になっていました。 

ふとLINEを開けると彼女から連絡。

「今度渋谷でハロウィンパーティをやるのですが、よかったらきませんか?」

、、、え、ハロウィンパーティ?と戸惑ったものの、完全に彼女に惚れつつあった私は二つ返事でOKをしたのでした。(単純な馬鹿野郎だと自分で思いますw) 

 

ハロウィンパーティ当日。やたらと親しげな人達。

ハロウィンパーティの当日になり、会場についてみると、なぜだか昔から知っていたように話す人たち。元々知り合いだったのかな?と思って彼女に事情を聞いてみると、「社会人サークル」の集まりだという。普段はスポーツをしたりして交流を深めていると言っていた。

その日は特に何もイベントは無かったが、ハイテンションな人達だということが妙に引っかかりながらも帰路についた。

 

クリスマスにもパーティ。「お世話になっている人」とやらが登場

 

ハロウィンパーティから少したって、今度はクリスマスパーティに誘われた。

この時点では正直、「ああ、こういう出会いを求めてる積極的な人もいるのだなあ」としか思っていなかった。

週に1度は会ってお茶をするようになっていたし、彼女のことを信用し始めていたので、クリスマスパーティにもあまり迷わず参加することにした。

 

だがそこで思わぬ展開に。

パーティもそろそろ終わりという時間になって、一人のケバケバしい女が入ってきた。

私は人を観察するのが趣味みたいなものなので、入ってきたところからその女の様子をみていたのだが、入場料も払わず、顔パスで会場の中に入っていく。

こいつ誰だよと思っていた矢先、「ちょっと紹介したい人がいるから」と彼女がケバケバしい女の元への私を連れていった。

 

「私がいつもお世話になっている人なの!●●くんに会わせることができてよかった!」と一言。

正直何を話せば良いかわからなかったが、軽く挨拶をしてパーティは終わった。

なんとなくの違和感を感じたが、どう言葉にしていいかその時はわからなかった。

 

③に続きます。

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ネットワークビジネス体験記①:出会いとおすすめの本

カフェで本を読む女性

 

突然の連絡と再会

とある夏のこと、大学のサークルで顔見知り程度だった友人から連絡が来た。
大学の時はさほど話したことはなく、同じサークルなのでTwitterを相互フォローしているぐらいの間柄だった。

そんな彼女から突然、Facebookの友達申請と共にメッセージがきた。
「●●くん、久しぶり!私のこと覚えてますか?」
「久しぶりだね!もちろん覚えているよ。」

、、、など当たり障りのない会話をしていると、彼女も僕と同じ関東に住んでいることがわかり、お茶をすることになった。
※悲しいもので、こういう下心をくすぐられる経験には弱い。

 

再会当日。当たり障りのない会話と次の約束


二人の住んでいるところからちょうど中間の駅で待ち合わせ、近くのカフェに入った。
もともと顔見知りということもあったので、そんなに警戒をすることなく、勤めている会社のこと、共通の友人の話など、当たり障りのない会話をした。話の内容はネットワークビジネスの要素は無く、彼女がネットワーカーだとは夢にも思わなかった。

ひとつだけ引っかかったのは、彼女の予定の多さだ。
待ち合わせの時間に「友達に髪を切ってもらって遅れた」というし、私とのお茶の後も予定が2件ほど詰まっていると言っていた。
今考えれば、人に会いまくるのがネットワーカーの特徴なのだが、その時は何もわからず、「友人が多い人なんだな」としか思わなかった。

怪しむことを知らない私は、2週間後に彼女に会うことにした。
彼女が「素敵なカフェにいきたい」というのでウキウキしながら予定を承諾した。

 

カフェと仕事の悩み、そして本の紹介。

 

上の出来事から2週間後、再び彼女に会った。
彼女は仕事(ネットワークビジネスでは無く本業の方)で悩んで部署を変えてもらったらしく、その仕事に慣れずに悩んでいると話してくれた。
私もちょうどその頃、仕事について悩んでいたので、二人で仕事の話をした。

そしてカフェから帰ったその日の夜に彼女の方から「何かおすすめの本はないか?」と聞かれた。
私は「嫌われる勇気」をおすすめし、彼女からは「チーズはどこへ消えた? 」と「金持ち父さん貧乏父さん」をおすすめされた。
一瞬、「怪しいかも?」と思ったが、彼女から「怪しいって言われてるけど読んでみたらよかったよ」とフォローの言葉をもらったことで、怪しさは頭の中から消えてしまった。

 

②に続きます。

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副業でネットワークビジネスって、実際稼げるの?経験者に聞く実態とは

稼いだお金

 

今年は「副業元年」とも言われ、様々な副業を耳にしますよね。

中でもいまだに根強く残っているのが「ネットワークビジネス
アムウェイニュースキン、モデーアなどの名前を聞いたことがある方は多いと思います。
今回は、私が実際に勧誘された経験を元にネットワークビジネスを紐解いていきます。実際に稼げるのでしょうか。


結論:一部の人は稼げるが95%は稼げない。

確かにネットワークビジネスで稼げる人は存在しています。数千万〜数億円の売り上げの人がいるのは事実です。

※ここで重要なのは、あくまで「売り上げ」と言うことです。実際の利益が数千万の方は1%にも達していません。

ではどういった方が実際に利益をあげて、稼ぐことができるのでしょうか?

 

稼ぐには、膨大な苦労が必要。

稼いでいる方は一見華やかに見えますが、よくよく話を聞いてみるとかなり大変なことがわかってきます。

 

・小学校・中学校・高校・大学・同僚など、ほぼ全ての知人に「ネットワークビジネスをやらないか」と声をかけている。

→結果的に、今までの友人は離れていき疎遠になる。仲間になってくれるのはネットワークビジネスをやっている胡散臭い人だけになる。

 

・↑の友達に声をかけても足りないため、毎日ナンパ・合コン・街コン・フットサルなどを通じて新しい友達を作りにいっている。

→いきなり話かけてきてLINEなどの連絡先交換を求めてくる人には気をつけましょう。どんなタイプがいるかはまた別の記事で紹介します。

 

・とにかくネットワークビジネスをやっている仲間とのミーティングが多い。

→飲み会やBBQなどの飲み会企画や、仲間同士での売り上げ報告会、コミュニケーションを磨くためのロールプレイングなど、ミーティングが盛んです。

 

・自分にダウン(勧誘して自分の下についてくれた人)ができたら、毎日フォローをしている。

→特に最初は疑心暗鬼になっているので、毎日・毎時間のフォローが欠かせません。稼ぐ人になると、何百人単位でやらなくてはならないので、大抵の場合時間が足りません。せっかく勧誘をしても、そのあとのフォローが中途半端で結局信頼を無くすと言うことが頻繁にあります。

 

・ある程度勧誘が進んでくると、ビジネス全体の企画・運営を無償でやらされる。

→自分の勧誘した人だけではなく、他の人が勧誘した人の面倒も見つつ、稼いだ金でビジネス全体にお布施をしなさいと半強制的に言われます。稼いでいる人になると、無担保で数千万を上の人に収めている人もいました。


まとめ

いかがでしたでしょうか。
稼いでいる人がいて華やかに見える業界ではありますが、実際はどこまでいっても上の人に搾取されるような構造が広がっています。
サラリーマンをよくこき下ろす人が多いですが、実態はサラリーマン以上に搾取されている場合がほとんどです。
ネットワークビジネスの上手なところは、搾取されていることを喜びに感じるように、様々な仕組みが用意されているところです。洗脳が進む前に気づいて戻ることができれば良いのですが、そうでなければ一生ズブズブの沼にハマることになります。

もちろんネットワークビジネスは合法ではありますが、その際はご自身の判断でやることをおすすめします。決して周りの方からお金を巻き上げないように気をつけてください。。

勧誘をシャットアウト!効果的なネットワークビジネス撃退法

声をかける人

私は「道端でおばあちゃんに声をかけられやすい」のですが、
おばちゃんはともかくとして、街中で変な勧誘に合うこと、たまにありますよね。

 

以前私はネットワークビジネスの勧誘に合い、騙された過去があるのですが、
今日は経験者が語る「勧誘を必ず撃退する方法」をご紹介します。

 

 

結論:嘘でも良いので「私はもうすでにネットワークビジネスをしている。」と伝える。

ネットワークビジネスに関係なく過ごしてきた方にとっては「なんでそんな胡散臭い嘘をつかなければいけないんだ!」とお叱りの声が聞こえてきそうですが、落ち着いてください。理由があります。

いくらお行儀の悪い人が多いネットワークビジネスの社会にも「掟」というものがあります。それが、「もうすでにネットワークビジネスをしている人は勧誘をしてはいけない」というものです。

さらにもう一歩進めると、同じ会社(アムウェイニューウェイズニュースキンなど)であればなおさら勧誘が禁止されています。それは同じ会社で取り組んでいる仲間を裏切る行為となるからです。

 

それでも引き下がらない場合は?

ここまでの対応で8割の人は引き下がると思いますが、上の対応をしてもまだ引き下がる場合はどうしたら良いのでしょうか。
それは、「あなたがやっているネットワークビジネスの会社に、あなたの勧誘に問題がないか、問い合わせてみるけどそれでも良い?」と聞くことです。

これで9割9分撃退できると思います。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。
一度絡まれると厄介なネットワークビジネス。上で紹介したやり方はとても「人間的」なものですが、あまりにしつこい場合はブロック・着信拒否などをしても良いと思います。
洗脳されきったネットワーカーは他人の迷惑などお構いなしで連絡を続けてくるように教育されています。同じ人間として扱うだけあなたの時間と労力の無駄になる可能性が高いですので、縁をきる勇気も必要です。

それでも大事な人なので無視できない、、と言う方向けにネットワークビジネスをやめさせる方法も書こうと思います。